1 刑法208条の2第1項の解釈 2 前同条同項にいわゆる兇器にあたる一事例 3 前同条同項前段所定の兇器準備集合罪の成立する一事例
1 労働協約の解釈をめぐる主張貫徹のためにする争議行為の正当性 2 団交をつくさないで実施した争議行為の正当性 3 口頭で結ばれた合意の書面化を拒みその後の新要求貫徹のためにする争議行為の正当性 4 労働委員会の調停手続中実施された争議行為の正当性 5 定期航空運送事業において労使間に争議行為予告義務が法律上当然に存するか 6 争議行為実施の旨の通知義務の有無 7 右事業における指名ストが正当性ありとされた事例
売買代金支払のため信用状が開設された場合でも信用状により売主が発行銀行と為替手形を取り組み支払を受けるための条件が買主の責に帰すべき事由により充たし得ない場合には、売主は信用状によらないで買主に直接代金の支払を請求することできる
1 予備的に遺族固有の慰謝料がなされているものと解釈してこれを認容した事例 2 障害物のかげから出てきた横断歩行者と自動車との衝突事故における過失割合
受傷者の母が付添をなしたとする付添費の請求について、入院1日につき1000円、通院1日につき500円が相当因果関係のある損害と認められた事例
控訴審において新たに追加された予備的請求につき、請求の基礎に変更はないが、著しく訴訟手続を遅滞せしむべき場合に当るとして訴の変更が許されなかった事例
「容器閉鎖用の弾性内張り付蓋体」に関する実用新案の登録出願について、考案の構成および作用効果の認定に重大な誤りがある旨の出願人の主張につき、特許庁長官のした自白に基づき拒絶相当とした審決を取り消した事例
1 「LY式法律会計特許事務処理カード」という実用新案の登録出願につき、審判手続中にした訂正が要旨変更に当るとされた事例 2 右出願につきカードの記載欄の具体的表示が物品の型を形成し、新規な機能ありとして拒絶相当とした審決を取り消した事例
軽愚級の知能しかもたない気分昂揚性、易変性、爆発性精神病質者の衝動的な放火行為につき、その動機目的の不明確性、放火後の異常な行動等が常人の理解をこえるものであるとして心神耗弱を認めた例