1 別訴の不法行為訴訟に要した弁護士費用の賠償請求と右別訴の不当抗争性の要否 2 不当抗争による慰謝料と予見可能性の要否
訴因(証拠いん滅教唆)の明示を欠いた部分があるのに、検察官に釈明して補正追完させることなく審理判決したことが審理不尽にあたるとして破棄された事例
1 非嫡出子の父の氏への変更については、非嫡出子の保護という面のみでなく、その改氏により非嫡出子の受ける利益と父の正妻および嫡出子の蒙むるべき不利益とを比較検討のうえ、その許否を決すべきものである。 2 申立人の父とその妻が10年余にわたり別居生活を継続しているのであるから、申立人の改氏があっても、父とその妻の関係がこれ以上悪化するおそれがないなど判示事情のもとでは、申立人の父の妻が本件申立に反対しているからといって、直ちに申立を却下するのは失当であるとして、原審判を取消した事例
1 上級裁判所の裁判所書記官が執行文付与の権限を失う時期 2 裁判所書記官の執行文付与権限の喪失と執行文付与拒絶処分に対する異議申立の適否