飼料を指定する「ドッグライフ」という商標の登録出願について、指定商品を同じくする既登録商標「ライフ」とはその称呼観念を同じくするから、その登録を拒絶した審決を相当とした事例
「室内履」に関する実用新案について拒絶理由とされた引用例と比べてみても技術分野の異同、作用効果の異同の点から、当業者のきわめて容易に考案しうるとして、拒絶相当とした事例
1 軌道敷上の欠損について、占有者である電鉄会社に民法717条1項の工作物等の占有者責任を認めた事例 2 原動機付自転車の後部座席に同乗していた被害者につき、4割の過失相殺を認めた事例
1 国家公務員法第110条第1項第17号(昭和40年法律第69号による改正前)にいわゆる「あおり」行為、およびあおりを「企てた」行為の意義 2 あおり行為を「企てた」場合にあたる一事例 3 「あおり」行為にあたる一事例 4 非現業の国家公務員の組織する団体ないし組合の行なう争議行為について、政治的目的を有するものと解すべき一事例
1 借地条件(目的)変更にあたり借地権の存続期間を裁判確定の日から45年間に変更した事例 2 借地人に財産上の給付として更地価格の一割にあたる金銭の支払を命じた事例 3 財産上の給付額についての鑑定委員会の意見を採用しない事由を示した事例
申立人の氏「佃屋」が誤読されやすいとしても、人の呼称として人格の同一性の認識に混乱を招く程の誤読とも解されない場合には、氏の変更を許可すべきでない。
1 共同事業を営む家族全員の運行供用者責任を肯定した事例 2 死者の逸失利益算定にあたり、税金を控除しなかった事例 3 受傷後死亡までの間に被害者に生じた慰謝料請求権の相続性の有無(消極)
法人格上に変遷があっても、社会的な実体が一族経営の一個の企業体である場合に、その商品である食料品に用いてきた「灘万」という標章について、諸般の事情から取引者または需要者に広く認識されていたと認定して、食料品を指定商品とする「なだ万」という商標の登録を無効とするのを相当として、審決を取消した事例