自動車販売会社の社員が、会社から所有権留保で月賦販売を受け、これを通勤や社用に使用していたところ、私用で運行中交通事故が発生した場合における会社の責任(消極)
甲会社と乙会社の代表取締役を兼務する者が甲会社の債務のため乙会社を代表して債権者と保証契約を締結しても商法265条に違反しない
1 配置転換命令が、「配転は本人の事情を考慮して行なう」との労働協約の存在、及び業務上の必要性、本人の生活に対する影響を考えれば著しく均衡を失し法的効果を生じないとされた事例 2 配転命令時には新任地で就労する義務が存在しないが口頭弁論終結時にはこれありとされた事例
1 てんかん兼精神薄弱により入院中の被相続人のため、身辺にある唯一の身寄りとして財産上一切の世話にあたった者は、特別縁故者に該当する 2 被相続人が相当の遺産を遺すことができたのは、申立人らの維持管理によるところもあるが、同時に認定のような医療扶助が得られた結果であるから、右扶助額の半額に相当する金額は国庫に帰属させて社会に還元するのが相当であり、申立人が右金額を負担して支払うことを条件として相続財産全部を申立人に分与するのを相当とする
対抗力を具備しない土地賃借権者に対し建物収去土地明渡を求めることが権利濫用となる場合において、土地占有を理由とする損害賠償を請求することの許否
1 特許侵害訴訟において、被告の実施する方法について、争いがあり、証拠に基づいて事実を認定し、被告の主張を排斥した事例 2 被告が、過去においても実施したことのない方法について、実施のおそれありとして差止請求を認容した事例 3 戦中戦後の特例によって戦時中の期間を、その存続期間に算入しない措置がとられた特許権であっても、存続期間が満了したと信じたから過失なしとする侵害者の主張が排斥された事例