1 起訴状に併合罪の関係に立つ無免許運転甲事実と無免許運転乙事実との双方を含む範囲のものが公訴事実として起載されているにもかかわらず、審判の対象を訴因変更の手続により乙事実のみに減縮したうえ、判決において乙事実についてのみ判断を示し、甲事実についての判断を示さないのは違法か 2 右のように甲事実につき判断を示さず乙事実についてのみ判断を示した判決に対し申し立てられた控訴は、甲事実についても移審させる効力があるか
「電灯つき筆記具における点滅装置」に関する実用新案について、被告の製品において内筒を可動接点とした点滅装置は、登録実用新案における螺旋状ばねの弾性を利用という考案とは、単なる設計上の微差とはいえないとし、その技術的範囲に属しないとした事例
民法892条にいう虐待、重大な侮辱その他著しい非行とは、被相続人に対して故意になされた場合をいうのであって、精神分裂病による心神喪失の常況にあるときの行為は、相手方の責に帰すべきものではないから、相続人廃除の原因にあたらない。
母から申立てた親権者変更事件において子の年令、受入れ環境等諸般の事情を考慮して親権者を父から母に変更したうえ、子の引渡しを命じた事例