1 捜査中の被疑事件の参考人に対して逃避をすすめる行為は証憑湮滅罪に該当するか 2 右の参考人に対して虚偽の供述を求める行為は右罪またはその教唆罪に該当するか
1 借地契約当時既に目的土地について防火地域の指定がなされていたが、その後の附近の土地の利用状況の変化を理由として、借地条件を変更した事例 2 借地人に財産上の給付として更地価額の1割の支払を命じた事例
釧路市工場誘致条例訴訟第一審判決 (行政訴訟) 1 条例の公布行為は抗告訴訟の対象となるか 2 釧路市工場誘致条例による奨励金交付申請に対する却下処分は抗告訴訟の対象となるか 3 奨励金公布請求権の発生時点 4 改正条例附則3項の「初年度として奨励金の交付の対象となるもの」の意義 (民事訴訟) 1 奨励金交付請求訴訟における訴の利益の有無 2 釧路市工場誘致条例に基づく奨励金交付請求権の発生時点 3 改正条例と法規不遡及の原則 4 改正条例附則3項の「昭和40年を初年度として奨励金の対象となるもの
1 公職選挙法に定める金銭供与の罪に関する共同謀議 2 右の共謀者間において交付された金銭の一部につき共謀に基づく供与等のなされたことが認められる場合においてすでに交付者に対し右供与等の罪につき無罪判決が確定しているときと交付罪の成否
増改築制限の特約の存否不明と改築許可申立 2 裁判確定の日から6カ月以内に20万円を支払うことを条件として改築許可申立を認容した事例
1 1日6時間労働制の労働者の時間外労働と、三六協定 2 一般的時間外労働契約のあるとき、労働者は時間外労働の命令を拒否できるか 3 当事者でない労働組合に保証を立てさせた例 4 期間の定める労働契約の賃金仮払を命ずるに当り終期を明示した例
労組員の抗議行為中約30分間事務室にふみ止まったことが情況上不退去罪にあたらないとされ、且つその際のトラブルから発生した治療約5日間を要するとせられた傷害罪が、実は日常生活にほとんど支障を来さないきわめて軽微なもので刑法204条によって処罰することは同条の立法趣旨及び法秩序全体の精神に照し相当でないとした事例
1 代物弁済予約の目的物件の価額、代物弁済額について合意がなされていない場合における右予約の効力(消極) 2 右の場合においてなされた予約を原因とする仮登記の効力(積極)
1 堅固建物が存在する場合と借地条件変更申立 2 借地条件変更に伴う付随処分として更地価格の10%に当る金銭の支払を命じた事例
1 古物営業法第6条違反罪に関する自白と補強証拠 2 古物営業法第6条違反罪の中間に確定裁判が介在する場合と刑法第45条後段
1 犂に関する特許権について、旧特許法における権利範囲確認の審判に関し、特許権者から、確認の対象となったイ号の犂を製造販売している会社の代表者である個人を相手方として審判請求をすることは利害関係ありとした事例 2 右イ号の犂がそのヘキ面を所望に捻曲せしめる」との構造を有しこの点において右特許発明の技術的範囲に属する旨認定した事例
1 建物の構造に関する借地条件変更申立を認容した事例 2 右借地条件変更に伴う付随処分として更地価格の約11%に当る金銭の支払を命じた事例