1 社員の一部の同意による合資会社の継続の要件 2 相手方に代表権がないことを知りながら、会社に効果を及ぼす意思でその者との間に和解契約を締結した第三者は、代表権のけん欠による和解の無効を主張できるか(消極) 3 事実上および登記簿上会社の代表者とされている者の代表権の存否に関する紛争につきその者を真正な代表者と認めて会社との間に成立した和解の効力
韓国新民法施行前の朝鮮人男と日本人女との重婚につき、婚姻届出当時の朝鮮の慣習によれば重婚は当然無効であるとして戸籍法114条により日本人女の戸籍中の婚姻事項の記載消除を許可した事例
改氏を必要とする事情が、主として主観的理由にかかる事案において、現在の氏を称するに至った経過が、自己の意思や身分行為に関係のない旧民法家族制度の仕組によるものであったことを考慮し、家事審判法1条の趣旨にしたがって申立を認容した事例
ドイツ人工業所有権特別措置令に基づいて、登録取消の措置を受けたのと同一の商標について、その承継人が登録を出願した場合、その商標が特別顕著性を有しないものであるときの登録の許否
1 既に完了した戸籍記載の取消を求めるのは、戸籍法118条による市町村長の処分の取消ではなく戸籍訂正でなければならないとして、申立の趣旨を転換したうえ判断した事例 2 嫡出子が父母の氏を称するとは、子が準正により嫡出子の身分を取得した場合をも含み、子が一旦自己の意思に基づいてその氏を母(又は父)の氏に変更していたとしても例外となるものではない
1 土地工作物の瑕疵による火災と民法717条及び「失火ノ責任ニ関スル法律」の適用 2 民法第717条と第716条の関係