数個の罪の中間に確定裁判があるため同時に2個以上の刑に処する場合に、全部の刑について初度の執行猶予を言い渡すための宣告刑の刑期
1 交通事故により下腿骨を骨折した者が、治療過程で併発した尿毒症により1年後に死亡した場合に、事故と相当因果関係ありとした事例 2 示談成立の抗弁を否定した事例 3 死者の得べかりし利益の算定につき、年金については生活費を控除すべきでないとした事例
1 祭祀財産の権利承継者指定審判事件の当事者は、各共同相続人および当該祭祀財産の権利承継につき、法律上の利害関係をもつ親族またはこれに準ずる者と解すべきである 2 一般的には系譜、祭具および墳墓の承継者は1人に限られるが、特別の事情があるときは、これらを分けて指定しても差支えないとした事例 3 家事審判規則第58条の「引渡」とは、現物の占有移転のみならず登記名義の移転をも含むと解する余地もあるとして、所有権移転登記をなすべきことを命じた事例
医師が慢性胃炎の患者に対し麻薬を連続交付した行為を、麻薬取締法27条3項にいう疾病の治療以外の目的で施用のため交付したものと認めた事例
輸出貨物につき関税法第118条第2項にいう「その没収することができないもの又は没収しないものの犯罪が行われた時の価格」の意義
1 工場の操業によって発する騒音が違法と認定される基準 2 人格権または所有権の侵害にもとづく防害排除ないし予防請求権の発生行使の要件
1 労働者の私行に属する犯罪行為(ハガチー事件)が懲戒事由に該当しないとされた事例 2 被解雇者が所属労組から救援資金を受けること、又は所属労組の専従役員であることと、地位保全仮処分の必要性