特許発明の要旨とする二つの要件を個別に取り上げ、その関連性を看過した点において判断が誤っているとして、無効理由ありとした審決を取り消した事例
耕耘爪に関し、その形状が公知であっても、特定の装置に組み込まれた場合、独特の機能を営むようになるときに、実用新案としての考案の存在を否定することはできないとした事例
1 株主総会決議の不存在確認請求と無効確認請求との関係 2 退職役員に対する慰労金の支給につき株主総会決議の要否 3 株主総会決議取消訴訟で出訴期間経過後における取消事由追加主張の許否 4 株主総会の決議方法に法令違反と著しい不公正のあるとされた事例
「アマンド」という商号について、東京都およびその周辺地区で周知となっていることを理由とし、不正競争防止法に基づく差止請求を認容した事例
1 ブレーキ故障後の処置につき運転者の過失が認められた事例 2 自賠法第3条但書にいわゆる「構造上の欠陥又は機能の障害」の意義
1 共同不法行為者の一方が被害者に対して賠償すべき額は、他方に対し求償権の行使として以外に請求しうるか(消極) 2 双方の過失により人を死亡せしめた共同不法行為者相互間の求償権発生の要件 3 同一事故による被害者双方の相手方に対する損害賠償請求権と相殺の許否(消極の事例) 4 死者自身に慰藉料請求権は発生するか(消極)
1 弁護士に対する懲戒処分の効力の発生時期 2 弁護士たる訴訟代理人が業務停止の懲戒処分に違反してした訴訟行為の効力
1 刑訴法第321条第1項第2号前段の趣旨と憲法第37条第2項 2 刑訴法第321条第1項第2号前段の書面に関する信用性の情況的保障の判定
会社重役が、入社の条件とした将来の独立開業に備え、従前個人事業に使用していた商標を個人名で登録出願をしたことは、会社にその商標を使用させていたからといって、 「悪意ヲ以テ登録ヲ受ケタ」場合には該当しないとされた事例
1 株主は他の株主に対する招集手続のかしを理由として株主総会決議取消の訴を提起できるか 2 株主総会の決議を取り消すことが不適当な場合と請求棄却の要否