1 約定の著作物使用料の遅滞期間中、使用料のほかに、その使用料の倍額を違約金として支払う旨の、著作権管理団体の約定に基く請求が認容された事例 2 キャバレー営業所に常置の楽団による音楽演奏の場合、キャバレー営業主を演奏権侵害者であると認めた事例
日本に在住する米国人(インディアナ州)が配偶者の子(日本人)を養子とするにつき、反致を認めながら、すべて未成年者縁組に裁判所の養子決定を必要とする養親の本国法を尊重し、とくに家庭裁判所の審査を行なうべきであるとして許可審判した事例
滞納処分による船舶の差押登記後、その船舶の所有権を取得した第三者は、公売処分の違法を理由として、不法行為による損害賠償を請求できるか
造成宅地が水害により崩壊し、その土砂により下流地域の他人の庭園が埋没した本案につき、宅地造成工事のかしを認定し、造成者(かつ宅地所有、占有者)に対し損害賠償を認めた事例
自己の保管する他人の物件を第三者に担保に供した後、再度、別途債務のため同一人に担保に供する行為が不可罰的事後行為に該るとされた事例
借地権の設定後地上建物の保存登記前に土地の所有権移転請求権保全の仮登記に基づいて本登記をした者に対する借地権の対抗力の有無
被疑者に対する勾留取消決定が告知された後、6時間余にわたってその身柄釈放の指揮をしなかった検察官の措置が違法とされた事例
父母の氏名および本籍は知れているが共に死亡しており、他に出生届出義務者もいないとして単独で就籍をすることを許可した事例
商法第486条第1項所定の身分がなく、かつ、その会社に対し任務を負わない者が、右身分のある者と共謀して同法条項所定の行為をした場合の処罰
1 被告人の行為の一部ないし過失の態様において、訴因と若干異なる事実を認定するのに訴因の変更を要しないとされた事例 2 刑事訴訟法378条3号にいう「事件」の意義 3 信頼の原則の適用を否定した事例