東京高裁昭41.4.20

財産分与において市場性を有しない株式の評価方法

＜最近の判例から１６＞時効完成後における債務の承認の効力ー最高判４１．４．２０ー

枡田文郎   

最高裁大法廷昭41.4.20

１　消滅時効完成後に債務の承認をした場合において右承認はその時効の完成を知ってしたものと推定することの可否　２　消滅時効完成後における債務の承認と当該時効援用の許否

大阪高裁昭41.4.20

１　訴訟行為（控訴提起）の追完が認められた事例　２　公示送達によって形式的に確定した判決に基き移転登記がなされた場合、訴訟行為（控訴提起）の追完を申立てて原判決の取消を求めると共に、右移転登記の抹消を求める方法

東京地裁昭41.4.20

１　前訴判決の理由中の判断の当事者に対する拘束力　２　契約解除の陳述の撒回の許否

大阪高裁昭41.4.21

破防法第２条の意義

最高裁一小法廷昭41.4.21

１　借地契約における増改築禁止の特約と解除権行使の許否　２　前項の特約がある場合において建物の増改築を理由とする解除権行使の効果が生じないとされた事例

東京地裁昭41.4.21

下請負人の被用者が下請負人所有の自動車を運転中惹起した事故につき元請負人に運行供用者責任を認めた事例

最高裁一小法廷昭41.4.21

観念的競合犯の公訴時効

大阪高裁昭41.4.21

約束手形の振出人が他からの問合せに対し、当該手形が偽造であるにも拘らず過失により振出の真正を確認した場合、確認を受けた者から振出人に対する損害賠償請求が認容された事例

最高裁二小法廷昭41.4.22

１　代理行為の相手方の悪意または過失と民法第１０９条の責任の有無　２　民法第１０９条の表見代理行為の相手方に過失があるとされた事例

最高裁二小法廷昭41.4.22

弁護士の提出した代理委任状が偽造であるかどうかについて調査しなかったことに裁判官の過失がないとされた事例

東京高裁昭41.4.22

１　欺罔による不法利得を騙取と誤認した場合と判決への影響　２　偽造小切手を自己の預金口座に振り込んだ場合と詐欺罪の成否

大阪高裁昭41.4.22

１　解雇の承認があったと認められた事例　２　解雇の承認の効果

大阪高裁昭41.4.22

検察官調書に引用した司法警察職員調書を併せて、刑事訴訟法第３２１条第１項第２号書面として証拠調をなすことの可否

最高裁二小法廷昭41.4.22

労働基準法８６条１項の申立と災害補償請求権の消滅時効の中断

鹿児島家裁昭41.4.23

労働基準法６３条２項違反の罪には、児童福祉法６０条３項のごとき規定がないから、右罪の成立には、年齢についての認識もしくは未必の認識を要し、年齢の認識に過失のある場合はこれを処罰し得ないものと解する

東京地裁昭41.4.23

一棟の建物の区分所有者が各所有部分を分離して改築する場合と民法２３４条の適用

東京地裁昭41.4.23

有限会社と取締役との間の取引と社員総会の事後承認

京都地裁昭41.4.25

不動産売買契約による所有権取得の無効と不動産取得税賦課処分の効力