当事者に充分な資力がありながら遺産たる鉱業権の評価費用の予約に応ぜず、国庫で立替支出しても納付に、困難が予想され、かつ審理の経過に徴し当事者に手続遂行の熱意がないことを理由として遺産の一部である鉱業権を除外したうえ、その余の遺産について分割審判をした事例
会社成立後その収入から返済をうけるという約旨の下に発起人の1人が他の発起人・株式引受人の払込金を全額立替払した場合の株式払込の効力
債務者が債権者からの金員支払請求に対し支払確保のため振り出された手形の返還との引換給付の抗弁権を有する場合と履行遅滞の成否
家庭裁判所は、少年の14歳未満のときになした触法行為についても、審判時に14歳を超えていれば、都道府県知事等の送致がなくても審判権を有するとした事例
1 業務上過失致死被告事件につき事故原因の審理に不尽の廉があるとして破棄差戻となった事例 2 起訴状に記載されていない減速義務違反の事実を認定するについて訴因変更の手続を経由していないのは違法であると認めた事例
1 営業活動に従事した夫の不法行為と営業名義人である妻の民法第715条による不法行為責 2 不法行為による損害賠償の範囲に関する一事例
遺産分割にあたっては、相続人の生活維持に支障をきたさぬよう配慮すべきであるが、遺産の総量その他一切の事情を考慮してなす遺産分割の性質から、それが困難になる場合があっても止むを得ない。
訴の予備的併合において、第一次請求を排斥して第二次請求を認容する場合には、第一次請求の排斥を理由中で判断するのみでは足りず、その旨を主文に表示するを要する