1 認知請求訴訟係属中、その判決確定前に、婚外子から父に対してなされた扶養請求事件において、家庭裁判所が右認知請求を正当と判断した上、父の負担すべき扶養料を定めた事例 2 申立以前の過去の扶養料は、損害賠償もしくは不当利得として請求すべく、また将来の扶養料はその終期を定めないのが相当である。
1 刑訴法146条に基づく証言拒否が正当と認められた事例 2 数個の尋問事項に対する証言拒否罪の罪数 3 証言拒否罪の成立と刑訴規則122条2項の証言命令の要否 4 刑訴規則122条2項の証言命令があったとされた事例 5 刑訴法146条にいわゆる刑事訴追と起訴猶予 6 刑訴法160条と同法161条との関係 7 自己が刑事訴追を受ける虞のある証言にあたらないとされた事例
(9)道路を右折する際の注意義務に関するもの 軽四輪貨物自動車を運転して交差点を右折しようとした際、右後方から進行して来た自動二輪車に自車を接触させた事故について、貨物自動車の運転者には過失が認められず、事故発生の原因は自動二輪車の運転者の無謀な運転にあるとした事例
1 身体傷害に基づく損害賠償(治療費)請求訴訟についての既判力の客観的範囲 2 身体傷害に基づく損害賠償(治療費)債権についての消滅時効の起算点
1 客引きの目的で駅構内に立ち入る行為と、軽犯罪法第1条第32号違反罪の成否 2 軽犯罪法第1条第32号違反罪と、鉄道営業法第37条違反罪との関係
1 自剣法による売渡後農地の転売と旧所有者の不当利得返還請求権 2 創設農地の転売に旧地主の同意を必要とする慣習法もしくは慣習の存否