建物の一部の賃借人が他の部分を不法に占拠して賃借部分と併用している行為が著しい不信行為であるとして無催告の賃貸借契約の解除が許容された事例
1 地主所有の果樹が生立する農地買収の適否 2 自作農創設特別措置法第3条第5項第2号の規定による買収と買収面積の制限の有無
訴訟費用の負担を命ずる裁判が不服申立期間の満了により確定した場合における刑訴法第500条第2項所定の申立期間の起算点
老齢の親に対する成熟子の扶養料算定にあたり、過去高等教育まで授けられた事情等を参酌して、所謂生活保持義務の範囲でこれを定めた事例
使用者側が組合活動を撮影したことに対する抗議および右フィルムの交付を求めるため、使用者側の管理する次長室に多人数で立入る行為が、建造物侵入罪の違法性を阻却すると判断された事例
建物賃貸借契約の継続を著しく困難ならしめるような不信行為が借主側にあったとして、賃貸借契約の無催告解除を有効と認めた事例
1 認知請求訴訟係属中、その判決確定前に、婚外子から父に対してなされた扶養請求事件において、家庭裁判所が右認知請求を正当と判断した上、父の負担すべき扶養料を定めた事例 2 申立以前の過去の扶養料は、損害賠償もしくは不当利得として請求すべく、また将来の扶養料はその終期を定めないのが相当である。
1 刑訴法146条に基づく証言拒否が正当と認められた事例 2 数個の尋問事項に対する証言拒否罪の罪数 3 証言拒否罪の成立と刑訴規則122条2項の証言命令の要否 4 刑訴規則122条2項の証言命令があったとされた事例 5 刑訴法146条にいわゆる刑事訴追と起訴猶予 6 刑訴法160条と同法161条との関係 7 自己が刑事訴追を受ける虞のある証言にあたらないとされた事例