最高裁三小法廷昭39.7.21

公衆浴場法第２条第１項の「公衆浴場」にあたるとされた事例

大阪家裁昭39.7.22

１　特別縁故者たる地位は、分与の申立をすることなく死亡した場合には、相続されない。　２　被相続人と特別縁故者とは、同時に存在することを必要としない。　３　相続開始後分与申立までの相当期間は、消滅時効の期間を参酌して認定すべきであるが、相続開始後５０有余年を経てなされた申立は、相当期間内になされたものとは認められない。

東京高裁昭39.7.22

通貨変造罪成立の事例

東京高裁昭39.7.22

団体交渉の途上における暴行及び住居侵入の所為が違法性を阻却せず正当行為と認められなかった事例

東京高裁昭39.7.22

１個の過失によりほとんど同時に２台の対向車に衝突し致死傷を生ぜしめた事件につき想像的競合と認定した事例

大阪地裁昭39.7.23

（９）道路を右折する際の注意義務に関するもの　　　三輪貨物自動車を運転して交差点を右折しようとした際、道路を横断しようとしていた歩行者に自車を接触させた事故について、右自動車の運転者が前方注視義務を怠った結果の事故とは認められず、事故発生の原因は被害者が自動車の道路を一旦通過しながら酩酊のため後によろけたことにあると認定した事例

山口地裁岩国支部昭39.7.23

農地所有権移転許可申請手続とあわせて右許可があったときは所有権移転登記手続を訴求することの適法

最高裁二小法廷昭39.7.24

抹消回復登記につき「登記上利害ノ関係ヲ有スル第三者」に当らないとされた事例

大阪地裁昭39.7.25

取締役の「辞任願」なる書面が進退を取締役会の決定に任せた趣旨に解釈された事例

東京高裁昭39.7.27

裁判所が調停調書の更正申立に対し、実質審査をなさずに不適法として却下した場合には、これに対し通常抗告をなしうると解すべきである

＜高裁刑事判例研究１０５＞駅構内運転掛詰所勤務の運転掛が「その職務の執行に当っていたもの」と認められる事例

沼尻芳孝   

福岡家裁小倉支部昭39.7.28

死後認知の家事審判法２３条事件において、検察官に当事者適格を認めた事例

横浜地裁昭39.7.28

行政協定の実施に伴う関税法等の臨時特例法第１２条第１項の譲受人

最高裁三小法廷昭39.7.28

賃料不払を理由とする家屋賃貸借契約の解除が信義則に反し許されないものとされた事例

最高裁三小法廷昭39.7.28

注射のさいの医師の消毒の不完全を理由とする損害賠償の請求を認容する判決において右消毒の不完全の部分を確定しなくても違法でないとされた事例

高知簡裁昭39.7.28

復代理人の権限ゆ越行為と本人の責任

東京高裁昭39.7.28

国鉄駅の運転掛詰所勤務の運転掛に対する公務執行妨害罪成立の一事例

東京地裁昭39.7.29

警察署留置場に勾留された被疑者につき、東京都に対し国家賠償法第１条による損害賠償義務を認めた事例

大阪地裁昭39.7.29

１　法人である建築主および工事請負人に対して発せられた建築基準法９条１０項前段による特定行政庁の工事施行停止命令に違反して工事を続行した右各法人の代表者の罪責　２　右工事施行停止命令が違法又は不相当であることは同命令に違反したことを内容とする同法９８条の罪の成否に影響を及ぼすか　３　建築主である法人の代表者個人宛になされた右工事施行停止命令が建築主に対する命令として有効であると認定された事例

東京地裁昭39.7.30

会社の代表取締役の約束手形振出行為につき商法第２６６条の３の損害賠償責任を肯定した事例