財産分与の名義で授受された金員が夫婦の協力により造成された財産に比してきわめて僅少である場合に、右金員を慰藉料と認定して、財産分与を命じた事例
民法第866条(旧法第930条)の解釈として、後見監督人が被後見人を代理して当該行為を成立させた場合でも、またその行為について親族会の同意があった場合でも、被後見人は同条によって取消権を有する。
「○○」の氏は特殊部落の出身者とみられており、それが為日常生活上多大の苦痛を蒙るであろうことが予想される場合に、戸籍法第107条第1項にいういわゆるやむを得ない事由ありと認め、氏変更の申立を許可した事例
戸籍上の父母或は子又はその双方が死亡しているような場合には、例外的に、右の戸籍記載により不利益をうけるおそれのある利害関係人から戸籍訂正の申立をなしうるとした事例
市議会議員選挙にさいし候補者の党派別の掲示の誤記が、当該候補者死亡の事実により、選挙無効の事由とならない、とされた事例
1 所得税法(改正前)第1条第2項第3号に定める匿名組合の意義 2 所得税法(改正前)第51条但し書の規定による取消訴訟と出訴期間
扶養義務者(子)が数人ある場合において、扶養義務者(父)の需要、扶養義務者の資力その他一切の事情を考慮して、それぞれ扶養を命じた事情
仮換地権利者は使用開始日の確定前でも、仮換地上の障害物件を任意に除却しようとしない者に対し、防害排除の請求ならびに損害賠償の請求をなすことができる。