1 無断転貸であるのを留守番と信じて賃料を受領しても右転貸を承諾したことにならない。 2 右賃料の受領が10年に亘り他に背信行為がなくとも右無断転貸を理由に賃貸借を解除し得る。
1 側方に遊びに熱中している児童を認めた自動車運転者の注意義務 2 11才にして事故のため死亡した児童とその親にたいする慰藉料額 3 被害者が責任無能力者である場合の過失相殺
1 自賠法第13条の保険金の限度と同法第3条の賠償額 2 先行自転車と歩行者との間を通り抜けようとする自動車運転者の注意義務 3 相手方の好意に期待した示談成立が認定された一例
たとえ僧侶の分限を取得し法名を称していても、宗教活動がその者の社会活動の主要面を占めることなく、単に一部に過ぎない場合は、改名の「正当な事由」に当らないとした事例
貞操侵害による慰藉料請求事件で、女において男が当時50才位で通常妻子のある年令であったにもかかわらず身許調査を怠ったこと、男に妻子のあることを知った後も関係を清算しようとしなかったこと等を斟酌して、慰藉料の額を算定した事例
1 交通事故による被害者の近親者の固有の権利としての慰藉料請求権の成立を否定した事例 2 交通事故と相当因果関係を有する損害の範囲 イ 見舞客にたいする接待費見舞品の返礼に要する費用 ロ 被害者が損害賠償請求訴訟を提起するため弁護士に支払った報酬手数料
1 自動車を他人に売り渡し引渡を了したが、自賠法第3条の運行供用者と認められた事例 2 交叉点を信号にしたがって進行する自動車運転者の注意義務
明示の特約のない場合依頼者が弁護士に無断で訴の取下、和解等により事件を完結させたときの弁護士の報酬について相当額の判定