検索欄の「詳細ボタン」をクリックすることで、 より詳細な検索を行うことができます。
詳細検索では、「フリーワード検索」「種別」「裁判所名」 「裁判年月日」「事件番号」から検索を行えます。ぜひお試しください。
今後表示しない
<大阪保全実務研究>大阪地裁保全部における和解事件の取扱情況について
丸地明子
主として和解事例の紹介
会社の清算結了の登記がある場合であっても、清算手続において商法421条所定の催告がされていない場合、債権者に対する関係では右清算は実質的に結了しておらず、会社は清算中の会社として存続するとされた事例
東京地裁平3.12.26
取締役及び監査役を選任した株主総会決議について、右株主総会開催について取締役の決議も、招集通知もされていない場合、右招集手続における瑕疵が重大でなくかつ決議に影響を及ぼさないとして決議取消請求を裁量棄却した事例
高松高裁平4.6.29
旧会社倒産後に設立された新会社につき、法人格否認の法理(濫用論)が適用されなかった事例
高松高裁平5.8.3
信販会社の顧客に対する立替金請求訴訟において、訴状・呼出状・判決正本が長年にわたる生活上の援助関係にある老女に対して補充送達された場合において、右老女は顧客の同居人ではなく、また事理弁識能力がなかったとして送達が無効とされた例
仙台高裁平5.12.27
1 取締役のした贈賄行為が商法266条1項5号にいう「行為」として株主代表訴訟の対象になるとされた事例 2 贈賄行為は、定款の目的の範囲内の行為と認める余地はなく、かつ、贈賄行為を禁ずる刑法規範は、商法266条1項1号の「法令」にあたる 3 取締役が会社の出損により贈賄を行った場合、贈賄により受注した工事から得た利益は損益相殺の対象とならず、出損額が会社の損害となる -ハザマ株主代表訴訟第一審判決
東京地裁平6.12.22
株主代表訴訟における担保提供が抗告審において変更された事例 -芦浜原発反対株主代表訴訟担保提供申立事件抗告審決定
名古屋高裁平7.11.15
株式会社の取締役に対する株主代表訴訟において、会社が被告取締役側に補助参加することを認めた事例
東京高裁平9.9.2
代表取締役を解任された者が提起した取締役会の決議無効確認を求める訴えが、現存する紛争の直接的かつ抜本的な解決のために有効・適切かつ必要であるとはいえず、確認の利益がないとして却下された事例
名古屋高裁平10.7.8
企業の結合又は解消若しくは希釈化についての判断は極めて高度な経営判断であり、親会社又はその取締役には、その会社の子会社における支配的地位を維持すべき一般的義務はなく、親会社の取締役が子会社の第三者割当増資が必要であるとした経営判断に裁量範囲の逸脱はなく、善管注意義務又は忠実義務の懈怠がないとされた事例
東京地裁平10.9.24
第三者割当ての方法による新株発行が、取締役会決議及び株主総会特別決議もなく、代表取締役が会社支配を強化する不公正な目的で行ったとして、株主が会社に対して求めた損害賠償請求が認められなかった事例
東京地裁平12.5.24
(1)株式会社の株式を共同相続した相続人の一人が他の相続人と株式を遺産共有する状態で当該会社の会計帳簿の閲覧謄写等を求めることの可否 (2)株式会社の株式を共同相続した相続人の一人が株主の権利の確保もしくは行使に関する調査として当該会社の会計帳簿の閲覧謄写等を求めることができるとされた事例
東京高裁平13.9.3
(1)生命保険契約の被保険者を故意に死亡させた第三者の行為が保険契約者又は保険金受取人の行為と同一のものと評価される場合における保険者の免責 (2)保険契約者兼保険金受取人が会社である生命保険契約の被保険者を当該会社の取締役が故意に死亡させた場合に保険者が免責されないとされた事例
最高裁第一小法廷平14.10.3
自殺免責の期間を限定した約款の解釈
最高裁第一小法廷平16.3.25