判例タイムズ

最も長い歴史をもつ判例実務誌

表紙画像

判例タイムズ No.981


  • 判例タイムズ社
  • 発行年月日:1998/10/25

  • 《解  説》
     一 土佐市では、土佐市中央部を東西に流れる「波介川」の改修事業を行うため、建設省の土木研究所に各種の実験や調査を依頼していたが、同市は、同市の議員七名が、平成七年六月、同研究所の「波介川河口導流事業に伴う大型実験設備」を視察するにあたり、議員七名で構成する団体「波介川を考える会...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:65
  • 宇都宮地平9.12.8判決

    《解  説》
     A市では、市当局が市職労の夏期要求を受け、平成元年八月末に市職員三千数百名が市の職員互助会からそれぞれ二万二〇〇〇円を借り受け(総額約七五〇〇万円)、これを四か月間の超過勤務手当ないし特殊勤務手当により返済することとなった。XはA市の住民であるが、市は職員らの借受債務を免責的に...

    引用形式で表示 総ページ数:16 開始ページ位置:73
  • 《解  説》
     一 Xは、昭和四九年四月にY1千葉県の小学校教員として採用されて以来、流山市立新川小学校の教員として勤務していたところ、平成五年二月、同小学校の校長Y2から、流山市南部地区の学校への異動の提案を受け、次いで、市教委の学校教育部長Y3から、流山北小への異動の提案を受けたが、異動へ...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:88
  • 《解  説》
     一 本件は、通信社の記者である原告が、平成四年夏に約一か月間の年休を申請したところ、被告が右期間の後半に属する勤務日(一二日間)について時季変更権を行使し、右勤務日に業務命令に違反して就業しなかったことなどを理由として原告を懲戒解雇したのは無効であるとして、被告との間に労働契約...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:101
  • 《解  説》
     Xは昭和六一年四月から平成四年八月までの間、Aタイヤ販売会社に営業員として勤務していた。その間、Xは、平成元年一月頃から右手で文字を書くことが不自由になり、同二年七月に大学附属病院神経内科を受診したところ、右上肢ジストニアと診断され、同四年三月には自宅療養及び通院加療を要すると...

    引用形式で表示 総ページ数:10 開始ページ位置:111
  • 《解  説》
     一 原告は、金属加工等を目的とする株式会社であり、被告は、平成八年九月二日に原告の従業員により結成された労働組合であり、権利能力なき社団である。
     原告は、被告組合員に対して支給する平成八年度の年末一時金(本件一時金)について、被告と団体交渉を重ねた結果、平成九年三月二六日、本...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:120
  • 《解  説》
     Xは平成元年八月、Y1との間で自動製袋機を期間六〇か月、リース料月額一五万〇八九五円、リース期間中に解約となったときは契約書別紙記載の規定損害金を支払う、Y1に契約違反があったとき、Xは何ら催告を要せず、契約を解除することができるなどの約定によるリース契約を締結し、Y2及びY3...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:124
  • 《解  説》
     本件は、民法五六三条の代金減額請求権が除斥期間の経過又は消滅時効の完成により消滅したか否かが争われた事案である。事実経過を簡略に述べると次のとおりである。
     Xは昭和五六年五月一一日、Yから本件土地を買い受け、同五七年九月七日ほか一名と共にAらにこれを売り渡した。Aらは同五九年...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:130
  • 《解  説》
     本件は、土地賃貸人Xら二名から賃借人Yに対し、賃貸借契約期間の満了を理由に建物収去及び土地明渡しを求めた甲事件とYからXらに対し下水道敷設についての承諾及び妨害差止めを求めた乙事件からなる。甲事件の争点は、更新拒絶又は継続使用についての異議申述の有無、自己使用の必要その他正当事...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:134
  • 《解  説》
     Xはかねてから日本人男性と中国人女性との結婚の斡旋仲介を業としていたところ、平成六年夏にYから中国人女性を結婚相手として斡旋するよう申し込まれ、Yとの間で仲介契約を締結し、Yから総費用として二七〇万円の支払を受けたうえ、結婚の暁には成婚料として三〇万円の支払を受けることが約され...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:142
  • 名古屋高平9.6.25判決

    《解  説》
     Xはショッピングセンター(Y1及びZがそれぞれAから賃借し、テナントらに転貸していたもの)の一部である本件店舗部分六六平方メートルをZから転借した。その契約条件の中には、店舗の位置、面積などが建物の設計・店舗レイアウト、法規制などの関係上変更の必要が生じたとき、Zは、位置、面積...

    引用形式で表示 総ページ数:18 開始ページ位置:147
  • 《解  説》
     一 本件は、破産管財人(被控訴人)が破産会社の有していた継続的取引契約に基づく売掛代金債権の支払を請求した(第一、第二事件)のに対し、相手方ら(控訴人ら)が、破産会社の同契約違反による損害賠償及び違約金請求債権をもって相殺するとともに、破産管財人の善管注意義務違反による損害賠償...

    引用形式で表示 総ページ数:10 開始ページ位置:164
  • 《解  説》
     本件は、既に死亡した弁護士Aの相続人又は債権者である原告らが、Aの依頼者であった被告に対し、Aが被告から受任した建物収去土地明渡請求事件等について、Aと被告との間で弁護士報酬を五億円とする合意があったとして、被告に対しその支払を求めた事案である。
     本判決は、被告自身が作成した...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:173
  • 《解  説》
     Xは平成三年七月三一日、ゴルフ場の建設等を目的とする株式会社Yとの間でU市内に同四年一〇月開場予定のゴルフ場の入会契約を締結し、入会金五一五万円、預託金二〇〇〇万円、合計二五一五万円を支払った。Xは開場予定を二年八か月経過した同七年七月六日到達の内容証明郵便により二週間以内に開...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:179
  • 《解  説》
     一 Yは、昭和四六年ころに建築された鉄骨鉄筋コンクリート造五階建ビル(以下「本件ビル」という。)を所有しているが、平成五年八月、本件ビルの地階の地下から漏れだしたメタンガスに何らかの火源から引火してガス爆発が発生し、本件ビルの地階部分(以下「本件店舗」という。)の店内の床や入口...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:183
  • 《解  説》
     Xは、昭和六二年四月、Y1県内の学校法人Y2の理事長となり、同六二年一二月以降、Y2に専門学校を併設することを計画してY1に手続をとり、平成元年三月にようやく県知事から設置認可書の交付を受けることができた。Xは、学内等の反対運動により同三年三月二日理事長を辞任し、同年四月七日理...

    引用形式で表示 総ページ数:12 開始ページ位置:193
  • 《解  説》
     一 X1は、看護婦として平成四年四月から、X2は、准看護婦として平成五年八月から、Y2の経営する「鈴鹿厚生病院」に勤務しているが、勤務中、右病院に勤務している准看護士副主任であるY1から、胸、腕、お尻、太腿部をさわるなどの身体への性的な接触を受けたり、ひわいな発言などを浴びせら...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:204
  • 《解  説》
     一 訴外Aは、平成六年一二月、母Bの依頼により、B所有の普通乗用車(加害車両)を運転してBを松山空港まで送ったが、その帰途、居眠り運転していたため、対向車線に進入して対向車両と正面衝突するという交通事故を起こし、加害車両に同乗していた祖母Cを死亡させるに至らしめた。
     そこで、...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:210
  • 広島高岡山支平10.1.29判決

    《解  説》
     一 訴外Aは、仙骨部骨巨細胞腫で手術が必要となったため、平成三年一月、岡山大学医学部付属病院に入院し、同年二月、長時間の仙骨部骨細胞腫摘出及び骨盤再建手術を受けたが、手術後も意識を回復することなく、急性心不全により死亡するに至った。
     そこで、Aの遺族であるXらは、右手術を担当...

    引用形式で表示 総ページ数:13 開始ページ位置:213
  • 《解  説》
     A(X1の夫、X2・X3の子)は胃癌のため平成五年八月六日国Y1が開設する病院において医師Y2らの関与の下に胃全摘術を受けたが、術後MRSA腸炎に罹り、同月一一日急性呼吸不全を直接死因として死亡した。XらはAの死亡が医療過誤によるものと主張し、Yらに対し債務不履行及び不法行為に...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:225
  • 《解  説》
     原告の姉Aは、平成五年当時、被告Y1(国)に対して定額郵便貯金等を有していたが、同年八月死亡し、原告の甥である被告Y2は、Aから預貯金全部の遺贈を受けたとしてA名義の定額郵便貯金全額の払戻を受けた。原告は、被告Y2がAから預貯金の遺贈を受けた事実を争い、法定相続分の割合に従って...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:233
  • 《解  説》
     一 Y1は、自動車教習所の経営等を業とするA社及びその関連会社であり不動産業を営むB社の代表取締役であったところ、平成三年九月、バブル経済崩壊等により経営が悪化したB社の資金捻出のため、両会社を代表して、A社がB社所有の売れ残った販売用不動産を五億九七四〇万円で購入する旨売買契...

    引用形式で表示 総ページ数:16 開始ページ位置:238
  • 高松地丸亀支平10.2.27判決

    《解  説》
     一 訴外A(昭和一〇年生)は、かつては香川県丸亀市内において洋服の仕立・販売業を営んでいたところ、平成六年に経営不振により廃業し、平成七年四月から、香川県内の国家公務員の官舎の管理人になっていたが、同年五月ころ、自動車を運転中、香川県坂出市の林田港において、自動車ごと海中に転落...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:254
  • 《解  説》
     一 訴外A会社は、Y(保険会社)との間で、その所有の作業場・事務所内の商品等を目的として火災保険契約を締結していたところ、平成二年一月一〇日、右作業場から出火し、右作業場や商品等を焼失ないし消火水により機能損傷した。
     そこで、A会社の債権者であるXらは、右火災は、A会社の作業...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:256
  • 名古屋高平9.12.25判決

    《解  説》
     本件は魚網に用いられる結節につきXが有する特許権(出願日昭和五一年一月三〇日)の侵害訴訟であるところ、原審はYによる特許権の侵害事実を認め、差止請求、廃棄請求、損害賠償請求を一部認容した。原審被告Yは控訴し、原審Xも附帯控訴して請求を拡張し、さらに差止請求についての予備的請求と...

    引用形式で表示 総ページ数:16 開始ページ位置:263
  • 《解  説》
     株式会社Y1は昭和五三年九月、本件木造二階建店舗・居宅兼事務所をAから賃借し、一階を倉庫兼車庫・二階を事務所兼従業員居宅として使用してきた。その後、本件建物の所有権はB、Xに順次移転された。Y2は本件建物の二階にY1の従業員として居住している。X・Y1間の賃貸借契約の八条におい...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:278
  • 《解  説》
     Xは東京都内にある本件建物(八階建てビル一階のうち合計床面積七八平方メートル)の賃貸人、Yらは賃借人であり、平成二年七月以降、右建物の賃料は月額四六万円(他に共用費月額六〇〇〇円)であった。Xは同八年七月以降の賃料を月額五二万円に増額するよう請求し、他方、Yらは月額三七万八〇八...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:281
  • 《解  説》
     一 Xらは、Yとの間で墓地永代使用契約を締結していた者らであるが、右契約に関してYに債務不履行又は不法行為があったとして、Yに対して損害賠償請求訴訟を提起し、その過程でYの所持する文書(図面を含む。)の提出を求めるため、文書提出命令の申立てをした。原審がこれを却下したため、これ...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:285
  • 静岡地浜松支平10.1.30決定

    《解  説》
     一 Xは、自宅において保管中の株券が盗難に遭い、右株券は何者かによってA証券会社に預託され、Aにより更に株券等の保管及び振替に関する法律(以下「株券保管振替法」という。)に基づく保管振替機関であるYに再預託された。Xは、Yを債務者として、株券の占有移転禁止及び執行官保管の仮処分...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:291
  • 《解  説》
     Xら四名は、平成三年一二月から同四年四月にかけてゴルフ場を経営するYとの間で会員契約を結び、それぞれ入会金二八〇万円及び預託金二五二〇万円を払い込んだ。ゴルフ場は当初の計画では同五年四月に完成予定とのことであったが、同八年九月においても完成するに至っていなかった。そこでXらは、...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:299
判例タイムズ No.981 では
全30件のコンテンツを購入可能です
バックナンバー