最も長い歴史をもつ判例実務誌
《解 説》
一 事案の概要
本件は、嘉手納飛行場周辺の住民九〇七名が、本件飛行場を安保条約及び安保地位協定によって米軍に提供している被告国に対し、航空機騒音による被害を主たる理由として、人格権、環境権及び平和的生存権に基づき、夜間における航空機の離着陸等の差止め及び昼間における原告らの居...
《解 説》
一 宮城県牡鹿郡女川町にある東北電力女川原子力発電所の付近住民一四名が、昭和五六年、当時建設中であった原子炉一号機の建設の差止め(その後訴訟中に完成したため運転の差止めに訴えが変更された。)を求め、訴えの追加として、現在も建設中の原子炉二号機の建設の差止めを求めて、東北電力株式...