判例タイムズ

＜乱帙録＞一つの随想

古城民也   

疎明代用の保証をめぐる二つの問題ー保全訴訟手続におけるー

岡垣學   

会社更生法をめぐる諸問題（６）

三ヶ月章    畔上英治    小川善吉    位野木益雄    藤林益三    馬塲東作    河村貞二   

民事訴訟手続の手近な改善ー一実務家の試案ー

畔上英治   

最高裁三小法廷昭30.3.29

農地買収令書を普通郵便をもって発送した事実によってその到達が推定できないとされた例

最高裁大法廷昭30.3.23

地方税法第３４３条及び第３５９条の合意性

最高裁二小法廷昭30.3.4

民法第２９８条第２項但書にいわゆる留置物の保存に必要な使用

最高裁一小法廷昭30.3.10

上告理由の記載が、民事上告事件等訴訟手続規則所定の方式によらないことを理由として判決を以て上告を却下した事例

最高裁一小法廷昭30.3.17

進駐軍の接収使用中の土地について存する賃借権とその対抗力

最高裁三小法廷昭30.3.22

売主から買主に対し、契約解除の前提としてなした代金６３万余円の催告につき定めた２日の期間が相当と認められた事例

最高裁二小法廷昭30.3.25

債務不履行による損害賠償につき「失火ノ責任ニ関スル法律」の適用があるか

最高裁三小法廷昭30.3.29

調停に関与したことと除斥原因

最高裁一小法廷昭30.3.24

賃料領収証の提出命令の申立とその許否の裁判

東京高裁昭30.1.28

金融業を営む株式会社が相手方から金員を受取りその金額相当の株券を作り金員は株金充当資金として受取る旨の形式を整えても、諸般の情況からみてその実質は消費貸借であると認めた事例

東京高裁昭30.2.1

小切手の失効による利益償還請求権は失権当時小切手の所持人として小切手上の権利を行使し得た者に対してのみ与えられるべきものである。

東京高裁昭30.2.4

登記簿上Ａ・Ｂ・Ｃ３名の共有名義の土地につきＤのため不法に所有権移転登記がなされたときＡ・ＢがＤに対し右登記の抹消を請求する訴訟に、ＣがＡ・Ｂと同一の訴訟代理人によってした参加の申出は適法である。

東京高裁昭30.3.14

着服横領の一罪と認定すべきを費消横領の併合罪と認定したとして原判決を破棄した事例

東京高裁昭30.3.18

公判調書に書記官の署名押印裁判官の認印があっても、なおその添付の証人供述調書に更に同様の署名押印、認印を必要とするか

東京高裁昭30.3.16

窃取物件中に犯人において窃取を合図していなかったものが混在するとき窃盗罪の成立する範囲

東京高裁昭30.3.19

作成名義人がその公務員たる権限内で作成したことが認められないとして支払証明書写の証明力を否定した事例

東京高裁昭30.3.3

供与罪において供与額３万円を訴因変更手続を経由しないで５万円と変更認定することは違法ではあるが、本件では判決に影響を及ぼさないとした事例

東京高裁昭30.3.26

刑訴規則第２３６条第１項の趣旨　最終日指定以後に選任された弁護人にも最終日指定の通知をなすべきか

東京高裁昭30.3.29

２名の被告人につき一人の国選弁護人を附したことを違法でないとした事例

東京高裁昭30.3.28

外国人登録法第１８条第１項第２号により処罰される者は登録申請義務者のみに限るか

東京高裁昭30.4.4

包括して一罪を構成するとして起訴された犯罪事実の一部が犯罪たるの証明なしと判断したとき、その部分に関して生じた訴訟費用を被告人に負担させることは違法か

東京高裁昭30.4.2

詐欺にあらず窃盗なりとした事例

東京高裁昭30.4.5

横領罪にあらず窃盗とした事例

東京高裁昭30.3.31

遺失物乃至占有離脱物横領にあらず窃盗なりとした事例

東京地裁昭30.5.12

特許権存続期間延長願に対する不許可決定取消事件

東京地裁昭30.5.7

地位保全仮処分申請事件

東京地裁昭30.4.23

地位保全仮処分申請事件

東京地裁昭30.5.9

株式発行停止仮処分請求事件

東京地裁昭30.5.9

株券引渡等請求事件

東京地裁昭30.3.31

借地権不存在確認請求事件及び土地売買無効確認、所有権取得登記抹消登記手続、並びに建物収去土地明渡請求反訴事件