最も長い歴史をもつ判例実務誌
1 債権額の6倍の時価を有する不動産の代物弁済契約が公序良俗に反しないと認められた事例 2 利息制限法所定の限度をこえる利息を任意に支払った場合超過部分は利息に充当せらるべきものとした事例
1 贈与税決定処分通知のかしと決定処分の効力 2 贈与税決定通知書の送達方法と受送達者の了知の要否 3 贈与税決定通知書の代理受領権を有する者の受領によってその適法な送達があったものと認めた一事例
昭和37年5月10日法律第112号公職選挙法の一部を改正する法律による改正前の規定の適用を受ける買収罪と改正後の規定の適用を受ける買収罪とが併合罪として処罰された場合に改正後の公職選挙法第252条第4項の適用を遺脱した事例
1 建物の瑕疵から火災が発生し延焼の結果生じた損害の賠償に適用されるべき法律は「失火ノ責任ニ関スル法律」か、民法第717条か、 2 「失火ノ責任二関スル法律」の適用が肯定された事例
1 自動車所有者でありながら自動車損害賠償保障法第2条所定の保有者にあたらないとされた事例 2 交通事故による就労不能のための喪失利益の計算の基準と労働基準法所定の平均賃金
1 交通事故による被害者の近親者の固有の権利としての慰藉料請求権の成立を否定した事例 2 交通事故と相当因果関係を有する損害の範囲 イ 見舞客にたいする接待費見舞品の返礼に要する費用 ロ 被害者が損害賠償請求訴訟を提起するため弁護士に支払った報酬手数料
渉外離婚事件において離婚請求権に出訴期間の定めがある場合家庭裁判所への離婚調停の申立を以て右期間内の出訴と認められた事例
1 改正民法(昭和22年法222号)施行後に相続が開始した場合において、右民法改正前に被代襲者が死亡していたとき、現行法を適用して代襲相続の有無を定めることの可否 2 共有家屋の一時使用のための賃貸と民法252条 3 共有物の管理に関する事項の協議決定の方法
1 婚姻費用分担請求権は離婚により消滅する。 2 未成熟子に対する親の扶養義務は、請求をまってはじめて発生するものではないから、それ以前の分についても支払いの義務がある。
1 所得税法(改正前)第1条第2項第3号に定める匿名組合の意義 2 所得税法(改正前)第51条但し書の規定による取消訴訟と出訴期間
1 財産分与請求権と仮差押、仮処分の申立 2 離婚請求が控訴審に係属している場合の財産分与請求権保全の仮処分申請の管轄裁判所
1 不当労働行為の成立が肯認された一例 2 賃金支払の仮処分が認容されたとき、さらに雇傭契約上の地位を定める仮処分を求める必要性
第三者の無謀な自転車操縦が事故の重大な原因であると認められ、かつ検察官の不起訴裁定があった事実につき過失を認定された事例
1 特許拒絶査定に対する不服の抗告審判の性質と新たな理由による審決 2 抗告審判の審決の取消を求める訴と原査定の理由の当否 3 旧特許法第1条にいう工業的発明の意義と原子エネルギー発生装置(原子炉)に関する発明 4 原料の臨界量の決定がない原子炉の発明と実施に必要な事項の記載 5 原子炉の発明における危険防止、安全確保の具体的手段と技術指導あるいは別発明 6 特許用件としての発明性と新規性 7 「エネルギー発生装置」の成否とその安定化方法に関する発明
1 製造販売等の禁止および廃棄を求める対象の特定 2 併合要件を欠く訴の適否 3 「・・・・為の・・・・」と記載された請求範囲の解釈 4 類似品の販売により被った特許権者および実施権者の損害 5 差止等請求と権利濫用、権利失効および信義則違反の主張
1 実用新案の技術的範囲と利用考案 2 代表取締役の故意、過失により右代表取締役と会社との双方の責任が肯定された事例 3 得べかりし利益の喪失による損害が認められなかった事例 4 故意又は重大な過失のないことと損害賠償額の決定 5 差止請求と信義則および権利乱用