最も長い歴史をもつ判例実務誌
市財政局主事が同局管理事務を仮装してなした不法行為でも、民法715条の「事業ノ執行ニ付キ」なした行為にあたらないとされた事例
1 自動車に跳ね飛ばされて意識を失った被害者を、該自動車の操縦者が抱きかかえて歩道上まで運び、深夜同所にそのまま放置して立ち去り、その後、被害者が無意識の内に苦悶反転している中に、同所から約2米離れた側溝に顛落溺死するに至った場合、右被害者の死亡と操縦者の遺棄行為との間の困果関係の有無の間の困果関係の有無 2 道路交通法第72条第1項前段の規定により被害者を救護すべき義務ある者は、刑法第218条第1項にいわゆる病者を保護すべき責任ある者にあたるか 3 被害者を保護すべき責任を生じた(刑法第218条)救護義務者(道路交通法第72条第1項前段)が被害者をそのまま放置して立ち去つたため、該被害者が死亡した場合の擬律
1 宣告された刑と判決書に記載された刑とが相違している場合に刑事訴訟法第402条に言う原判決の刑 2 不利益変更禁止と検察官の控訴理由
設立および設立認可が無効とされた土地区画整理組合については設立の準拠法による清算手続は行われないが人格なき社用として代表者が清算人の職務を行うべきである。
刑の執行猶予の言渡をした第一審判決の審理中他の事件で禁錮以上の実刑の言渡を受けた未確定の判決があることが判明していた場合と刑法第26条第3号の刑の執行猶予の取消