最も長い歴史をもつ判例実務誌
1 任意競売手続における地方税の延滞金及び延滞加算金の交付要求の時期並びに方法 2 旧地方税法(昭和34年法律第149号により改正前のもの)第15条第8項の要件を具備した担保付債権は、付帯金たる延滞金、延滞加算金等にも優先するか
指定小売人が一旦消費者に売渡した製造たばこを公社又は指定小売人でない者が販売し又は販売の準備をする行為とたばこ専売法第29条第2項違反罪の成立及びそのたばこの没収追徴の適否
農林大臣の許可を受けることなくして売渡未懇地につき土地所有権移転登記申請をした者は、右登記申請のために貼布した登録税印紙額について国家賠償法第1条第1項に基く換害賠償の請求をなし得るか
1 一手販売権つき特約店契約の効果 2 右契約に期間の定めがないばあいと、一手販売権を許与した契約当事者の解約告知権 3 右解約告知権の行使と損害賠償義務の存否
住宅の裏の空地でゴルフスイングの練習中、クラブの首先が折れて住宅の庭に飛びこみ、そこにいた人間に傷害を与えたばあいの過失の有無
団体等規正令13条3号(同令10条3項による出頭要求に応じない者に対する罰則)の平和条約発効後における効力 右罰則は憲法に適合するか
1 いわゆる二重登記と公正証書原本不実記載罪の成否 既存の登記の私法上有効無効によって犯罪の成否に影響ありや 2 地主が借地権譲渡を承諾しない場合譲受人がその地上に建てた建物について譲渡人の許しを得て同人名義で登記することは公正証書原本不実記載罪を構成するか 3 建物所有者が建物譲渡後自己名義で保存登記をすることと不実記載罪の成否 4 共謀共同正犯の起訴に対し共同犯行の意思なしとして幇助犯と認定した事例 5 私文書(家屋建築申告書)偽造の既遂と認められないとした事例
1 更生手続が先行した場合の破産法上の否認権 2 否認の登記の性質 3 公売残代金交付請求と供託金還付請求との適否 4 更生担保権者表の記載にしたがって供託公売残代金還付請求権者であることの確知書を交付したことの違法 5 否認の宣告を求める訴の許否