判例タイムズ

最も長い歴史をもつ判例実務誌

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判例タイムズ No.1080


  • <座談会>弁護士倫理の新たな展開

    加藤新太郎    山本和彦    山浦善樹    廣田尚久    棚瀬孝雄   

    引用形式で表示 総ページ数:31 開始ページ位置:4
  • <ジョイント・ベンチャ-事業の法律問題2>ジョイント・ベンチャ-と独占禁止法

    大原慶子   

    引用形式で表示 総ページ数:17 開始ページ位置:35
  • <ドイツからの示唆> ドイツ民事訴訟における独立証拠調べ手続の現況

    本間靖規    ディーター・ライポルト   

    ディ-タ-・ライボルト(本間靖規 訳)

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:52
  • <ドイツからの示唆> ドイツの裁判官から見た日本の司法制度と裁判所

  • <世界の司法~その実像を見つめて39>イギリスにおける陪審裁判と事件報道のあり方

    森健二   

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:65
  • <参審裁判傍聴記3>バンベルク裁判所

    小野寺忍   

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:70
  • 中国社会における紛争解決行動と裁判所利用の法意識

    藤本亮   

    1995年全国調査デ-タから〔4〕(完)

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:73
  • 最高一小平13.11.22判決

    《解  説》
     一 原告らは、昭和一七年ころ日本軍の軍属として採用され、タイ、マレーの俘虜収容所等において俘虜監視等の任務に就き、終戦後、連合国によりBC級戦犯として死刑若しくは拘禁刑を宣告されてその執行を受けた、又は同戦犯容疑で逮捕・拘禁された朝鮮半島出身の元軍属又はその遺族である。なお、原...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:81
  • 最高三小平13.9.25判決

    《解  説》
     一 事案の概要
     生活保護法一条及び二条は、生活に困窮する国民に対して同法による保護を行う旨を規定している。本件は、同法が不法残留者(出入国管理及び難民認定法二四条四号ロにいう「在留期間の更新又は変更を受けないで在留期間を経過して本邦に残留する者」に当たり、退去強制の対象となる...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:83
  • 最高二小平13.12.7決定

    《解  説》
     一 本件は、信用組合が作成した貸出稟議書が平成一三年法律第九六号による改正前の民訴法二二〇条四号ハ所定の「専ら文書の所持者の利用に供するための文書」に当たるかどうかが問題となった事案である。
     二 本件の基本事件は、木津信用組合の経営の破綻により、木津信からその営業の全部を譲り...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:91
  • 《解  説》
     一 本件は、甲市が甲市土地開発公社(以下「公社」という。)から、本件土地の取得を予定していることに関し、公社が購入した価格(以下「公社購入価格」という。)が適正な取引価格を超えるとして、甲市が公社から本件土地を適正な価格以上で購入することの差止めを求めた住民訴訟である。
     二 ...

    引用形式で表示 総ページ数:21 開始ページ位置:97
  • 名古屋地平13.1.31判決

    《解  説》
     一 本件は、原告が愛知県知事に対し愛知県公文書公開条例に基づいて公文書の公開請求を行ったところ、対象文書に個人情報及び行政運営情報が含まれていることを理由に、該当部分の一部非公開決定がなされたため、原告が同決定の一部について取消しを求めた事案であるが、本件は、愛知県内の小学校に...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:117
  • 《解  説》
     一 本件は、Xらが、Y会社に対し、同じく高卒事務職として採用された男子社員との間に昇進昇給等で男女差別を受けたと主張して債務不履行及び不法行為に基づく差額賃金相当の損害金や慰謝料等の支払いを求め、また、国に対し、Y会社との右紛争に関し男女雇用機会均等法(但し、平成九年法第九二号...

    引用形式で表示 総ページ数:33 開始ページ位置:126
  • 大阪高平12.12.21判決

    《解  説》
     一 Xは、訴外Zと共謀の上、貸金請求訴訟を提起し、偽造した借用証書を証拠として提出したほか、Zに偽証を教唆して虚偽の証言をさせたものの、X敗訴の判決が言い渡され、金員騙取の目的を遂げなかったとする有印私文書偽造、同行使、詐欺未遂罪等の被疑事実(以下「本件被疑事実」又は「本件公訴...

    引用形式で表示 総ページ数:27 開始ページ位置:159
  • 津地熊野支平12.12.26判決

    《解  説》
     一 交通事故の被害者等の逸失利益を算定するに当たり、一時払いを前提とすると、被害者が将来の一定の時点において受けるべき損害を損害算定の基準時点における現価として算定するため、将来の時点までの運用利益を控除しなければならないことになるが、その中間利息の控除割合については、これまで...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:185
  • 《解  説》
     一 原告は、被告の経営している病院で子宮癌検診を受けたものであるところ、同検診後二週間ほど経過したころに発熱し、その後、他の病院で診察を受けたところ、膣内からガーゼ様の異物が発見され、骨盤内感染症、卵管溜膿腫、骨盤腹膜炎と診断された。本件は、原告が、被告に対し、同ガーゼ様の異物...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:189
  • 東京地平12.12.27判決

    《解  説》
     Xの子A(昭和四八年一二月生の男性、死亡当時二一歳)は、若年で慢性腎不全に罹患して、昭和六三年一一月以降、Yの設置する腎臓病センターに通院しており、平成六年二月に内シャント手術(体外の透析装置に血液を循環させるための出入口を作る手術)を受けた後、維持透析治療を開始し、右センター...

    引用形式で表示 総ページ数:13 開始ページ位置:192
  • 松山地宇和島支平12.5.15判決

    《解  説》
     一 訴外Aは、昭和五四年一月、二卵性双生児として出生したが、昭和六二年九月、眼球出血を起こしたため、「宇和島病院」に入院して診察を受けたところ、再生不良性貧血に罹っている可能性があると指摘された。そこで、Aは、同病院で断続的に治療を受け、昭和六三年六月から同年八月まで、同病院に...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:204
  • 《解  説》
     一 X(原告)は、眼圧降下剤に関する我が国の特許権(専用実施権)を有しているが、専用実施権の侵害を理由として、我が国内で眼圧硬化剤(被告製品)を製造・販売する行為等の差止めと損害賠償の支払を求めて訴えを提起した。ところで、本件で、Xは、被告製品を我が国内で製造・販売している日本...

    引用形式で表示 総ページ数:13 開始ページ位置:208
  • 《解  説》
     一 本件は、「訴えの提起が訴権の濫用となる場合等」として紹介された東京地判平12・5・30本誌一〇三八号一五四頁(原判決)の控訴審判決である。
     X(控訴人)の妻Aが、Y(被控訴人)から昭和四八年六月、同五八年八月、平成三年八月の三回にわたり強姦されたことを請求原因として、XA...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:220
  • 《解  説》
     一 事案の概要
     本件の本案は、原告は真珠養殖業者であるところ、被告らによる海の埋立てにより海水が汚れ、原告の養殖貝が大量に死滅したとして、損害賠償を請求したものである。その訴訟手続は、弁論準備手続に付され、順調に準備が進み、証拠調べの順序を定める段階にまで至った。ところが、原...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:226
  • 京都地平11.12.27決定

    《解  説》
     一 本件は、京都市(Y)が建設中のごみ焼却施設(以下「本件施設」という。焼却能力一日あたり七〇〇トン。)について、建設予定地周辺の住民(Xら)が、その建設差止めの仮処分を求めた事案である。
     本件事案の概略は次のとおりである。Yは、本件施設の建設につき地元住民との話合いを進めて...

    引用形式で表示 総ページ数:85 開始ページ位置:229
  • 福岡高那覇支平13.6.12決定

    《解  説》
     一 平成一三年四月から施行されている個人再生(小規模個人再生及び給与所得者等再生)事件は、前年の四月に施行された通常の民事再生事件の特則であり、同事件と同様に、簡易で迅速な経済的再建のための手続として、国民の間に広く浸透し順調に利用されている。この個人再生事件の申立てについては...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:314
  • 《解  説》
     本件は、信用組合の理事長、専務理事、非常勤理事であった被告人三名が、他の理事らと共謀の上、同組合の子会社に対して、増資名下に合計六億円を不正融資した事案について、被告人三名に対し執行猶予つきの判決がなされたものである。
     本件事案の概要は、要するに、被告人らが理事をしていた信用...

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:317