判例タイムズ

最も長い歴史をもつ判例実務誌

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判例タイムズ No.1032


  • 特集・各種民事訴訟迅速化の動向

    <シンポジウム>医療事故訴訟の審理について

    中田昭孝    中村也寸志    山下寛    小佐田潔    金田朗    徳田園恵    岡田正    青笹克之    松原伸幸    山下郁夫    角谷昌毅    上野茂    若林諒   

    鑑定を中心として

    パネリスト 岡田正/青笹克之/金田朗/松原伸幸/小佐田潔/中村也寸志

    発言者 山下郁夫/山下寛/徳田園恵/角谷昌毅

    (挨拶)上野茂/(総合司会)中田昭孝/(司会)若林諒

    引用形式で表示 総ページ数:40 開始ページ位置:4
  • 医療過誤訴訟の審理の在り方について

    増森珠美    山下寛    井出弘隆    大竹昭彦    西田隆裕    上村考由    坂本浩志    岩口未佳    徳地淳   

    引用形式で表示 総ページ数:24 開始ページ位置:44
  • 神戸地裁モデル部における審理

    小橋正宣    赤西芳文    甲斐野正行    井川真志    大山徹    船越英明    久永秀人    木口秀子    石原典章    福冨幸治    村上篤    大橋伸次    大津剛志    西尾貴紀    吉村大輔    中野千瑞子   

    書記官との協働による審理充実の取組みとアンケ-ト方式による鑑定など訴訟運営の工夫

    引用形式で表示 総ページ数:16 開始ページ位置:68
  • <民事実務研究>トラック方式による審理促進の試み

    小野洋一    尾立美子    見宮大介    福井将人    片山欣司    木村賢一   

    大阪地裁第16民事部における訴訟運営の実情から

    引用形式で表示 総ページ数:17 開始ページ位置:84
  • <新民訴法運用実践報告3 >新民事訴訟法下における民事保全事件の審理

    山口均   

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:101
  • 《解  説》
     一 本件は、Xが、Yに在職中、女性であることを理由に昇給における差別を受けたとして、不法行為もしくは労働契約の債務不履行に基づき、同期入社、同職種の男性従業員との賃金差額相当の損害金及び慰藉料等の各支払を求めた事案である。
     Xは、昭和四〇年、薬科大学を卒業して、製薬会社である...

    引用形式で表示 総ページ数:13 開始ページ位置:107
  • 最高三小平12.4.11判決

    《解  説》
     第一 事案の概要
     一 本件事案
     本件は、ジャック・キルビーが発明した世界で最初の半導体集積回路に関する発明として著名な、いわゆるキルビー特許に係る特許権に係る侵害訴訟である。
     二 事実関係
    1 Yは、「半導体装置」という名称の本件発明の特許権者である。
    2 本件は、Xが製...

    引用形式で表示 総ページ数:25 開始ページ位置:120
  • 最高二小平12.3.17判決

    《解  説》
     一 本件は、民訴法の改正によって新設された少額訴訟制度において、異議後の訴訟の判決(少額異議判決)に対して控訴をすることができないとして不服申立を制限している民訴法三八〇条一項の規定が憲法三二条に違反するかどうかが問われた特別上告事件である。
     二 本件訴訟は、X(被上告人)が...

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:145
  • 《解  説》
     原告は、使用許可を得て大阪市営住宅(本件住宅)に居住していた母親が死亡したのに伴い、本件住宅に居住するため、公営住宅法二七条六項所定の承認を求めて市営住宅名義変更申請書を市長に提出したところ、右申請を却下する旨の本件通知を受けた(なお、原告は本件住宅で既に母親と同居していたと主...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:147
  • 《解  説》
     一 原告(X)は新津市職員であるが、同市教育委員会は平成一〇年四月一日付で、Xを税務課主任から教育委員会図書館主任に異動させる本件転任処分をした。Xは同月一四日地方公務員法四九条の二第一項に基づき、本件転任処分の取消しを求めて行政不服審査法による不服申立てをした。被告新津市公平...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:151
  • 《解  説》
     一 本件は、国立大学に在学していた当時二〇歳の学生が、同大学の校舎四階ひさし部分から転落して負傷した事故につき、学生の両親が、右事故は建物の構造又は管理に瑕疵があったために生じたものであるとして、国家賠償法二条一項に基づき、被告国に対し、治療費等、親固有の慰謝料及び弁護士費用の...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:155
  • 《解  説》
     一 X会社は、接着剤などの製造販売を業とする株式会社である。X会社の管理職(X会社では課長代理以上の職位を「管理職」としているようである。)で組織し、利益代表者を含めないなどとする組合規約を持つZ補助参加人が、平成五年六月八日、同年一一月一九日の二度にわたってXに団体交渉を申し...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:163
  • 東京地平11.10.27判決

    《解  説》
     一 セクシャル・ハラスメントをめぐる裁判例は後記のとおり近年目立って増加してきているが、セクシャル・ハラスメントとされる行為の有無自体が争われることも少なくない。本件は、外資系銀行Y1の支店長Y2が社宅において女性従業員X1を強姦したか、また、支店長室で女性従業員X2に対してわ...

    引用形式で表示 総ページ数:29 開始ページ位置:172
  • 《解  説》
     一 株式会社Y1(代表者Y2)は、発行する月刊誌「共済ニュース」(平成八年一二月号、昭和二八年創刊、官公庁・公務員、特に地方公務員を対象とした雑誌)の表紙表題に「特集X銀行の犯罪的行為を問う!」とし、「仮面をかぶったX銀行の犯罪的行為―X銀行の横暴な姿勢を問う!」と題する記事を...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:200
  • 《解  説》
     一 本件は、生命保険会社Yの営業担当社員Aに架空の保険契約の保険料などの名目で金員を騙し取られたとして、顧客であるXら三名が、生命保険会社Yに対し、使用者責任の不法行為に基づいて損害賠償を請求した事件である(なお、原告らは、右営業担当社員Aに対しても不法行為に基づいて損害賠償を...

    引用形式で表示 総ページ数:14 開始ページ位置:206
  • 大阪地堺支平12.1.28判決

    《解  説》
     一 X1は、妊娠したため、平成三年一〇月、Y1の経営する病院で診察を受け、その後経過観察を受けていたところ、平成四年六月一六日、陣痛が始ったため、同病院に入院し、翌一七日、鉗子分娩によりAを出産したが、Aに低酸素性脳障害が発症し、正常な精神運動発達が全く認められないまま、平成一...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:219
  • 《解  説》
     一 Xらは、平成二年三月、A(リゾート事業の開発プロジェクト等を目的とする株式会社)との間で、那須黒磯総合リゾート開発計画の賛同金預託契約を締結して、将来リゾートの会員権代金に充当予定される賛同金各五五〇万円を預託した。しかし、リゾート開発は進行せず、Aは平成四年一二月Xらに預...

    引用形式で表示 総ページ数:13 開始ページ位置:226
  • 《解  説》
     一 本件は、Y株式会社の株主であるXらが、同社の株主であるAらにおいて少数株主権に基づき裁判所の許可を得て開催しようとした株主総会についていわゆる開催禁止の仮処分決定を得ていたのに、Aらにおいて当該仮処分に違反して株主総会を開催したことから、当該総会における決議の効力を争い、Y...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:238
  • 札幌高平10.12.17判決

    《解  説》
     商法二九五条一項は、「身元保証金ノ返還ヲ目的トスル債権其ノ他会社ト使用人トノ間ノ雇傭関係ニ基キ生ジタル債権ヲ有スル者ハ会社ノ総財産ノ上ニ先取特権ヲ有ス」と定めている。本件は、社内預金が右の「会社ト使用人トノ間ノ雇傭関係ニ基キ生ジタル債権」に当たるか否かが争われた事案である。
     ...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:242
  • 《解  説》
     一 AはY(生命保険会社)との間で、平成七年七月三日被保険者をY、保険金受取人をX、死亡保険金を三〇〇〇万円とする生命保険契約を締結した。その後、Aは、平成七年八月三日に死亡した。そこで、Xが、Yに対して、保険金請求をしたのが、本件訴訟である。
     これに対して、Yは、告知義務違...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:246
  • 鳥取地米子支平11.7.19判決

    《解  説》
     一 Xは、平成七年二月当時、米子市所在の平家建事務所(以下「本件建物」という。)において、中古車販売業を営んでいたものであるが、同月四日、本件建物で火災が発生し(以下「本件火災」という。)、本件建物、什器備品、商品等が燃失した。
     Xは、平成六年六月、Y(保険会社)との間で、本...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:250
  • 《解  説》
     一 Xは、生命保険会社であるYらとの間でXを被保険者とする生命保険契約を締結したが、右契約に適用される普通保険約款には、「両下肢とも足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの」が高度障害状態に当たると定められていた。
     Xは、右契約後、両大腿骨頭置換術による人工骨頭...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:255
  • 《解  説》
     一 Xは、東京都内で貴金属店を経営する会社であるが、平成七年七月五日から翌六日にかけて、Xの店舗内において盗難事故が発生し、貴金属が盗難に遇ったとして、大井警察署に被害届を提出するとともに、盗難保険契約を締結していたY(保険会社)に対し、一九四六万円余の保険金を請求した。
     こ...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:259
  • 《解  説》
     一 訴外Aは、平成七年一〇月五日、小樽市銭函の路上を軽四輪自動車(本件自動車)を運転して走行中、道路に設置されていた暴走行為防止対策用コンクリートブロック(本件ブロック)に衝突する自損事故を起こして死亡し、本件自動車は大破した。
     そこで、Aの相続人であるXらは、自動車総合保険...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:262
  • 《解  説》
     本件は、火災保険金請求について、主として故意又は重過失による保険会社の免責が認められるか否かが争われた事案である。
     X所有の建物は、平成四年七月二〇日焼失した。XはYら二社に保険金を請求したが、Y1との間の保険契約は、同年三月一八日に締結され、保険金額を五〇〇〇万円とするもの...

    引用形式で表示 総ページ数:15 開始ページ位置:267
  • 《解  説》
     一 本件は、米国のジーンズメーカーであるXが、日本のジーンズメーカーであるYに対して、不正競争防止法及び商標権に基づいて、Y標章の使用行為の差止め等を求めた事案である。
     Xの不正競争防止法に基づく主張の概要は以下のとおりである。
     Xは、次の四種類の標章(①弓形ステッチ、②5...

    引用形式で表示 総ページ数:15 開始ページ位置:281
  • 《解  説》
     一 Xは、訴訟代理人に委任して医療過誤による損害賠償の支払を求める訴訟を追行していたが、係属中に死亡した。そこで、Xの訴訟代理人は、Xの承継人を確定するため、Xの相続人を調査した。しかし、X(韓国籍)の外国人登録原票が死亡により登録閉鎖され、更に、Xの日本における居住関係からも...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:295
  • 《解  説》
     一 いわゆる東電OL殺人事件に関する第一審の無罪判決は、既に本誌一〇二九号一二〇頁で掲載したところであるが、ここに紹介するのは、この無罪判決に対して検察官が控訴を申し立てるとともに控訴審に職権による勾留状の発付を求めた件に関する東京高裁の二つの部の決定である。第五特別部の決定(...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:298
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