判例タイムズ

最も長い歴史をもつ判例実務誌

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判例タイムズ No.1214


  • 不正競争防止法2条1項14号の再検討-近時の東京高裁・地裁の新傾向判決を考える

    畑郁夫    重冨貴光   

    引用形式で表示 総ページ数:15 開始ページ位置:4
  • 標識法としてのパブリシティ権の限界:ブブカアイドル訴訟判決を読む

    内藤篤   

    引用形式で表示 総ページ数:13 開始ページ位置:19
  • カナダの刑事陪審-陪審員選任手続を中心として(1)

    辻川靖夫   

    引用形式で表示 総ページ数:12 開始ページ位置:32
  • 〔「更生保護のあり方を考える有識者会議」報告書〕更生保護制度改革の提言-安全・安心の国づくり,地域づくりを目指して

  • <会社判例プラザ-服部榮三(東北大学名誉教授)監修>25. 退職取締役に対し,代表取締役が会社の内規に添った退職慰労金を支給しない場合,当該取締役の旧商法266条ノ3(会社法429条1項)に基づく損害賠償責任は生ずるか〔大阪高判平16.2.12金判1190号38頁〕

    込山芳行   

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:66
  • <銀行実務と民事裁判475>貸金等根保証契約における保証債務の随伴性

    𠮷田光碩   

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:70
  • オ-ストラリアのヘルスサ-ビスコミッショナ-による公的調停制度

    吉田謙一    ビンセントラウ   

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:76
  • 最高二小平18.4.10判決

    《解  説》
     1 Aは,I社の代表者であり,著名なグリーンメーラー(株式を大量に取得し,高値で売り抜け又は発行会社にこれを高値で買い取らせて利益を得ようとする者)であった。B社(蛇の目ミシン工業)は,ミシン等の製造及び販売を目的とする株式会社であり,当時C銀行をメインバンクとしていた東証一部...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:82
  • 《解  説》
     1 本件は,芸能人であるXら16名が本件雑誌(ブブカスペシャル7)の出版社及びその発行人等であるYら4名に対し,Xらの写真等の掲載された同雑誌を出版・販売したYらの行為は,肖像及び情報プライバシー権及びパブリシティ権を侵害すると主張して,不法行為に基づく損害賠償金の支払を求めた...

    引用形式で表示 総ページ数:24 開始ページ位置:91
  • 《解  説》
     1 事案の概要
     (1) 本件は,「ミスタードーナツ」という商号によりフランチャイズ方式で食品の販売を行っていた株式会社ダスキン(以下「ダスキン」)が,販売していた肉まんに食品衛生法で禁止されている未認可添加物が混入していたことが,新聞・テレビ等で大々的に報道されて,ミスタード...

    引用形式で表示 総ページ数:45 開始ページ位置:115
  • 《解  説》
     1 本件は,平成10年ないし11年ころから大阪市北区扇町1丁目,2丁目所在の扇町公園で居住を開始し,平成12年3月ころから扇町公園内にテント(以下「本件テント」という。)を設置して居住してきたXが,Yに対し,平成16年3月30日付けで本件テントの所在地である「大阪市北区扇町1―...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:160
  • 《解  説》
     1 本件事案の概要
     韓国人であるAは,原子爆弾に被爆し,昭和55年5月にY(長崎市長)から被爆者健康手帳(平6法117号による廃止前の原子爆弾被爆者の医療等に関する法律3条2項に基づいて交付されたものと思われるが,原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律附則4条2項により,同法...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:168
  • 《解  説》
     1 本件は,平成15年8月4日,青森県にある十和田八幡平国立公園の奥入瀬渓流の遊歩道において,折から同遊歩道を訪れていた女性X1が,石に腰を掛けて昼食をとっていたところ,地上約10メートルの高さから,長さ約7メートル,直径約20センチメートルの大きさのブナの枯れ枝が落下し,これ...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:175
  • 《解  説》
     1 本件は,被控訴人が,国立療養所南愛媛病院の社会福祉法人への経営委譲に係る厚生労働省と地元関係者との再編成協議会の議事録について,行政機関の保有する情報の公開に関する法律(以下「情報公開法」という。)3条に基づく開示請求に係る控訴人の不開示決定の取消しを求めた事案である。
     ...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:184
  • 《解  説》
     1 本件は,Xが県立学校教職員であるYらに対して,勤務時間中に組合活動を行うために職場を離脱したとして,過払給与の不当利得返還を請求した事案である。その事実経過は,①昭和46年国公立の義務教育諸学校等の教職員の給与等に関する特別措置法(給特法)とそれを受けた条例(給特条例)によ...

    引用形式で表示 総ページ数:10 開始ページ位置:195
  • 《解  説》
     1 訴外A(昭和18年生)は,昭和37年4月,Yの前身である日本電信電話会社に入社し,旭川営業所で勤務していた者であるが,平成13年4月,NTTグループの3か年経営計画に基づき,営業職に配置転換することを前提に,平成14年4月から約2か月間の宿泊研修を命じられた。
     そして,A...

    引用形式で表示 総ページ数:17 開始ページ位置:205
  • 《解  説》
     1 本件は,原告が,被告に対し,共有建物の分割を求めた事案であり,争点は,双方の持分の割合と被告の全面的価格賠償の主張の当否であるが,判示事項として掲げたのは後者の部分である。
     事実関係について簡潔に述べると,①原告と,被告の姉Aとは元夫婦であるが,本件建物については,原告と...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:222
  • 《解  説》
     1 本件事案の概要
     X会社とY1会社は,平成13年11月,Y1会社はX会社に対して継続的にモーターなどの製品(本件製品)を供給し,X会社は日本国内で本件製品を販売する,という販売代理店契約(本件契約)を締結したが,Y1会社は平成14年8月に本件契約を解除するという通知(本件通...

    引用形式で表示 総ページ数:17 開始ページ位置:226
  • 《解  説》
     1 事案の概要
     本件本訴は,弁護士である原告が,被告らから委任された事務を処理したことに基づく弁護士報酬の請求であり,本件反訴は,被告らが報酬として支払った200万円の返還請求をするものである。以下,本訴についてコメントする。
     2 本件の要約
     本件において原告が主張する被...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:243
  • 《解  説》
     1 事案の概要
     本件は,被告の設置する区立小学校の第2学年に在学していた原告(女子児童)が,同小学校の昼休みの休憩時間中に校庭で遊んでいたところ,一輪車に乗っていた同小学校の男子児童(第2学年に在学)に後方から衝突され傷害を負ったことにつき,公務員である同小学校校長には,原告...

    引用形式で表示 総ページ数:17 開始ページ位置:251
  • 大阪地平17.12.15判決

    《解  説》
     1 本件は,意匠に係る物品を「化粧用パフ」とする意匠権を有するXが,「ゲルマニウムシリコンブラシ」という商品名の物品(イ号物件。主として化粧落とし用の楕円形状のブラシ)を製造販売するYに対し,イ号物品の本体部分の意匠(イ号意匠)がXの有する上記意匠権に係る登録意匠と類似し,その...

    引用形式で表示 総ページ数:15 開始ページ位置:268
  • 《解  説》
     1 事案の概要
     製薬会社である被告の製剤研究課長ないし製剤研究室長であった原告が,被告に対し,「フィルムコーティングを施した分割錠剤」とする特許権に係る職務発明の対価の一部として10億円を請求する事案である。
     本件特許公報中の発明者欄には,原告の部下であるA及び原告の氏名が...

    引用形式で表示 総ページ数:22 開始ページ位置:283
  • 名古屋簡平17.11.7決定

    《解  説》
     1 事案の概要
     本件は,行政書士であった被審人が,平成16年12月6日以降同17年5月9日までの間に前後91回にわたり,4社の調査会社から依頼されて,日本行政書士会連合会の発行する職務上請求書を使用して住民票,除票及び戸籍の付票を下付申請し(①決定),同様にして同16年12月...

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:305
  • 《解  説》
     1 X1寺院は,真言宗智山派の宗教法人である。X1寺院の代表役員に就任したと主張するX2は,本訴として,X1寺院の代表役員の立場で,檀徒総代と称して寺院の財産を管理しているYらに対し,所有権に基づき寺院本堂の鍵等の引渡しを求めるとともに,X1寺院の代表役員住職としての立場で,人...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:307
  • 《解  説》
     1 被告人は,多量に飲酒した上,無免許で,アルコールの影響により正常な運転が困難な状態で自動車を運転して,自動車を道路左外側線側に進出させ,道路左端を通行していた歩行者8人に対し,時速約70キロメートルで走行する自動車を衝突させて,4人を死亡させ,4人を負傷させた道路交通法違反...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:315