1 ぐ犯,覚せい剤取締法違反(認定はぐ犯)保護事件において,少年を第1種少年院に送致した決定に対する抗告事件について,決定に影響を及ぼす法令の違反及び重大な事実誤認はないとして抗告を棄却した事例
2 ぐ犯事実の同一性について,同一時期に1人の少年には1つのぐ犯事実しか成立しないとの立場を前提に,送致書に記載されていない事実をぐ犯事実として認定するに当たっては,少年に対する告知と陳述の機会を与えるなどして少年の防御権を保障する必要があるが,保障されているかどうかは,履践された手続の形式ではなく実質において判断するのが相当であるとした事例